こんにちは! ごん先生です。
授業中、発問し、机間指導に入ります。
子どもたちが答えを書いているのも確認できました。
「わかる人?」と聞くと…
だーれも手が挙がりません。誰も何も言いません。
「まじか、何で?」
「書けているのだから自信もって言えばいいじゃん!」
「あー授業が進まないよ… もう答えを言ってしまおうかな…。」
そんなことが頭をよぎります。
同じような経験はありませんか?
実は、「教師が沈黙に上手く対処できないと、子どもたちが考えなくなる」という恐ろしい事実があります。
どういうこと?と思った方は最後まで読んでくださいね。
この記事を読むと、授業中、発言が出ずに沈黙が続いてしまった時の対処法が分かります。むしろ、沈黙を味方に付け、子どもたちの思考を促進することができます。
今回は「【若手の先生向け】発言が出ずに沈黙が続いた時の対処法」をお伝えします。
【結論】4つの方法を使い分けよう。
まずは➀を試し、②~➃は状況に応じて使ってみましょう。
➀そのままもう少し沈黙を我慢しながら、子どもの表情を観察する
まずは恐れずにもう少し待ってみましょう。子どもが勇気を出して発言してくれるかもしれません。待たずに教師が話を先に進めてしまうのはもったいないです。「どうせ先生が進めちゃうし…」と思わせて、発言のモチベーションを下げてしまう可能性があります。落ち着いて子どもの表情を観察し、「行けそう?」などと聞いてみましょう。発表出来たら大いに褒めてください。
➁挙手制をやめる
手っ取り早く発言しやすくするには、挙手制をやめる方法があります。答えが書けているのに発言しない場合、挙手がハードルになっている可能性があります。「わかっている人は言ってみて」と自由に発言させてそれを拾ったり、「全員で言ってみよう、せーのっ!」と全員に言わせたりします。
➂指名・発表の仕方のバリエーションを持っておく。
ほぼ全員が解ける問題、難易度の高い問題で指名・発表のやり方を分けましょう。
[ほぼ全員が解ける問題]…列で指名する。発表した人が自分の席の周りの人を指名する。日付で指名する。くじ引きで指名する。等(どう指名するかは発問時に伝えておきましょう。)
[難易度の高い問題]…机間指導中に◯を付けておき、◯をもらった人から発表させる。机間指導中に「これ、ぜひ発表して欲しいなぁ」と伝えておき、指名する。等
➃ペアや3~4人のグループで話し合わせる
個人やグループから出た意見を全体で吟味したり、練り上げたりするところで、意見が出ない場合に有効です。出そろった意見から、話し合いの論点を整理し子どもたちに伝え、グループで話し合わせます。
話し合いの論点としては以下のようなものを示してみましょう。
・最も説得力のある意見はどれですか?
・Aという意見もBという意見もあってどちらも正しそうだけれど、どう考えたら良さそうですか?
・本文に「~」と書いてあったのを思い出してください。ここも使って考えると、どんな答えになりそうですか?
※大前提として…
先生と子どもの関係がこじれたり、子どもどうしの人間関係が悪かったりすると、あえて発言しない、発言が怖くてできない状態になることがあります。一人では対処が難しい場合は、周囲の先生に助けを求めましょう。
授業中の沈黙、本当に焦りますよね。
そんなあなたにはぜひ、これらの方法を試して欲しいです!
まずは➀そのままもう少し沈黙を我慢しながら、子どもの表情を観察するからやってみてくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。